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[チョークチェーンの使い方とリーダーウォークトレーニングのポイント]
チョークチェーンを使ってリーダーウォークのトレーニングする上で、おさえるべきポイントは3つです。
1:チョークチェーンに対する正しい知識
2:チョークチェーンを引くタイミング
3:チョークチェーンの引き方です。
ポイント1
正しい知識:チョークチェーンは犬への【罰】ではありません。自分の愛犬がリードを引っ張るからといって、「ギュゥウウ」とチェーンをしめるのは誤った使い方です。
チョークチェーンは、愛犬へ「それいけないよ」と【合図】をおくるツールだとお考えください。
ポイント2
タイミング:チョークチェーンを引く絶好のタイミングは、自分の愛犬がリードを引っ張りそうだと感じた瞬間です。
犬がリードを引っ張ってからチェーンを引くのでは、チョークチェーンの効果はありません。チョークチェーンは「それいけないよ」という合図です。【ワンちゃんよりも先に飼い主が動くこと】が重要です。散歩中、愛犬がリードを引っ張る兆候を見逃さない観察力が必要になります。
ポイント3
チョークチェーンの引き方は「短く鋭く軽く、キュ!」が基本です。
自分の愛犬がリードを引っ張りそうだと感じた瞬間、「短く軽く鋭くキュッ」と合図を与え、意識を飼い主に戻すように促してあげましょう。
この3つのポイントを意識しながら、適切なタイミングで合図(ショック)を与えられるようになれば、チェーンを引かずとも、犬から一歩離れるだけで、犬が飼い主に意識を戻すようになります。そこまでいけば、チョークチェーンを使ってのリーダーウォーク(ヒール)トレーニングは完璧と言えます。
[チョークチェーンの使い方に関するQ&A]
Q1:「散歩に出ると引っ張り続けるので、チェーンがずっと締まりっぱなしになるのですが・・・」
A:まずはじめに、リーダーウォークは、愛犬の集中力が途切れる対象がないところから始めるのが基本です。散歩に行く前に必ず10分でも15分でもリーダーウォークトレーニングの時間を設け散歩にでましょう。
リーダーウォークを成功に導くカギは、ツイテ(ヒール)のコマンドです。
ツイテ(ヒール)のトレーニングも合わせて見直しましょう。
・ツイテ(ヒール)の教え方
・リーダーウォークの教え方
Q2:「チョークチェーンは耳下に固定するのが効果的とききますが、チョークチェーンを固定できません。肩までずれ落ちます。」
A:確かに、チョークチェーンの効果的な使い方は耳直下にチェーンを固定することです。 その理由は、耳直下の方がショックが伝わりやすく、飼い主がショックを与える際のタイムラグも少なくてすむからです。スパイク(首輪の内側にトゲトゲがついてる首輪)の装着位置も耳直下が基本であることを知っていれば納得できると思います。
チョークチェーンを耳下に配置させるコツは、上の画像(グレートデーンの飼い主)のようにリードを折りたたんで短く持ち、チェーンを釣り上げ気味に持つことです。ですが、「チェーンを釣り上げ気味に」とは言うは易しで、慣れるまではどうにも難しい、というのが本当のところです。リードを短く折りたたんで持つのでさえ、慣れないうちは違和感(リードを持て余す)を覚える飼い主も多いはず。
プロの訓練士でさえフック付きチェーンを用いる方も多いほどですので、上手く扱えないからといって、がっかりする必要はございません。
チョークチェーンは、その使い方を正しく理解するだけでも十分効果を引き出すことができます。 どちらかと言えば、耳下に固定させて訓練をする場合とは、すでに引っ張りグセが中レベル以上くらいに達する子の場合です。 普段は、自分の愛犬の右側に立った飼い主がリードとチェーンを緩めておき、愛犬に合図を送りたい時にちょっと引けば、そのショックが愛犬に伝わり、意識を飼い主に戻す、というのが理想なチョークチェーンのトレーニングです。
Q3:「チョークチェーンでどんなしつけ・訓練ができますか? 」
A:チョークチェーンは大型犬の飼い主ならば必ず1本は持っているといわれる王道かつ万能なしつけ・訓練道具です。
1:チョークチェーンは【合図】
2:チョークチェーンを用いての訓練は【タイミングが命】
3:チェーンの合図(ショック)は【短く軽く鋭くキュッ!】
上記3点をおさえることで、チョークチェーンはあらゆるしつけ・訓練に対応します。
Q4:「今はまだ子犬(生後2ヶ月/大型犬)ですが、長く使えるように、成犬時の平均サイズでチョークチェーンを購入したいと思っています。何センチがおすすですか?」
A:大型犬の成長は著しく、成長スピードも個体差がございます。一般的な平均値から成犬時のサイズを予想して首輪を購入するのは、結果的に無駄になってしまうことが多々あります。チョークチェーンは適切な長さのものを使用してはじめて、その効果を得られます。頭周りを実測し、適切なサイズを選択することをおすすめします。
なお当店では子犬の場合、軽くて首元に優しい革製の首輪をおすすめしております。